【新米の雑学7選】「新米」と書けるのは年内だけ…炊く前に知っておきたい話

新米の雑学7選 新米の季節がやってきた 雑学コラム

新米を買ってきた日、いつもどおりの水加減で炊いたら、やわらかすぎて少しべちゃっとしてしまいました。「新米なのに、なんで?」と思って調べたら、原因は新米そのものにありました。

スーパーに「新米」の札が並ぶ季節です。炊く前に知っておくと、せっかくの新米がもっとおいしくなる話を7つ。

黄金色に実った田んぼ
写真: Unsplash

1. 「新米」と表示できるのは、年内だけ

「新米」という言葉は、実はルールで決まっています。食品表示基準では、収穫された年の12月31日までに精米・包装された、その年に穫れたお米にだけ「新米」と表示できます。

年が明けると、同じお米でも「新米」とは書けなくなります。袋に「令和8年産」とあれば、それが今年穫れたお米のしるし。年明け以降は、この表示で新しさを確認できます。

2. 新米は、夏から少しずつ出回っている

新米といえば秋のイメージですが、九州や四国、千葉などの暖かい地域では、8月ごろから「早場米(はやばまい)」として出回り始めます。

そこから少しずつ北へ収穫が進み、東北や北海道の新米が店頭に並ぶのが9月から10月。「新米の季節」は、実は日本列島を南から北へ移動しているのです。

3. 新米は水分が多いので、水は控えめに

冒頭の失敗の原因がこれです。収穫したてのお米は、乾燥して時間がたったお米よりも水分を多く含んでいます。いつもどおりの水で炊くと、やわらかくなりすぎることがあります。

目安は、炊飯器の目盛りよりほんの少し下。お米の銘柄や炊飯器によって違うので、最初は少なめで炊いてみて、好みに合わせて調整するのがおすすめです。

4. 研ぐのは、やさしく手早く

今のお米は精米の技術が上がっているので、昔のように力を入れて研ぐ必要はありません。最初の水はすぐに捨てるのがポイント。乾いたお米は最初の水をいちばん吸うので、ぬかのにおいが移らないようにするためです。

そのあとは、指を立ててやさしく数回かき混ぜ、水を替える。これを2〜3回。水が完全に透明になるまで研がなくて大丈夫です。

茶碗に盛られた炊きたてのごはん
写真: Unsplash

5. 浸水は、夏より長めに

研いだお米は、炊く前に水に浸しておくとふっくら炊き上がります。水温が高い夏は30分ほどで十分ですが、水が冷たくなる秋から冬は1時間ほどが目安と言われています。

新米は水分が多いぶん、浸水は短めでいいという考え方もあります。炊飯器に浸水時間が含まれている機種も多いので、説明書を一度確認しておくと安心です。

6. お米の保存は、冷蔵庫の野菜室

お米は生鮮食品に近い食べ物です。常温で置いておくと、湿気や温度で風味が落ちたり、虫がわいたりすることがあります。

おすすめは、密閉できる容器やペットボトルに移して冷蔵庫の野菜室へ。においの強いものの近くに置くと、においが移るので気をつけてください。新米のおいしさを長く楽しむなら、1か月ほどで食べきれる量を買うのが理想です。

7. 今年は、新米のほうが安いという逆転も

ここ1〜2年、お米の値段は大きなニュースになりました。今年は前年産の在庫が多いこともあり、新米の店頭価格が5kgで3,000円前後になるとの報道も出ています。

一部では、新米のほうが前年産より安いという逆転現象も起きているようです。値段は地域やお店、銘柄によってさまざま。いくつかのお店を見比べてから買うと、納得のいく一袋に出会えます。

まとめ:新米は、水を控えめに

新米と書けるのは年内だけ。水は少し控えめに、研ぐのはやさしく、浸水は長めに、保存は野菜室。どれも小さなことですが、炊き上がりの違いははっきり分かります。

11月23日の勤労感謝の日は、もともとその年の収穫に感謝する「新嘗祭(にいなめさい)」の日でした。炊きたての新米を前に、ちょっとだけ田んぼのことを思い出してみてください。

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