【東京の銭湯が300円になるクーポン】TRY A TOKYO SENTOの取り方・使い方と銭湯ティップス7選

富士山のペンキ絵と湯船をイメージした、TRY A TOKYO SENTOキャンペーンの紹介画像 温泉

2026年8月1日、東京の銭湯の入浴料が550円から600円になりました。値上げ幅は50円です。

物価の話をしはじめるとキリがありませんが、それでもワンコインを超えたというのは、なんとなく胸にひっかかるものがあります。

ところが今、その600円が300円で入れるキャンペーンが動いています。しかも期間は2か月だけ。

取り方も使い方も、正直ちょっとクセがあります。現地で「あれ?」とならないように、手順と落とし穴を先にまとめました。ついでに、銭湯が3倍おもしろくなる小ネタも。

まず結論。9月1日〜10月31日、東京の銭湯が300円になる

正式名称は「TRY A TOKYO SENTOキャンペーン」。東京の銭湯文化発信プロジェクトが実施しているものです。

期間は2026年9月1日(火)〜10月31日(土)。スマートフォンで専用クーポンを取得して、参加している都内の銭湯で提示すると、大人1回が300円割引になります。つまり、600円が300円。

対象は東京都公衆浴場業生活衛生同業組合に加盟している銭湯(一部を除く)で、公式サイトのマップとリストから探せます。

ここで、大事な注意がひとつ。

クーポンは取得も利用も、一人1回限りです。しかも「取得済みのクーポンであっても、利用数が上限に達した場合はご利用できません」と明記されています。

つまり、早い者勝ちの側面があるということ。行くと決めたら、早めに動いたほうがよさそうです。

ちなみに、このキャンペーン専用ののれんが9月中旬以降に浴場で掲出される予定とのこと。街を歩いていて見慣れないのれんがかかっていたら、それが目印です。

クーポンの取り方は2ルート。おすすめは「行く前に、家で取る」

取得ルートは2つあります。

  • リーフレットから取る……リーフレット裏面に印字された二次元コードをスマホで読み取ると、電子クーポンが起動します。リーフレットの設置施設は公式サイトに一覧があります。
  • 公式サイトから取る……クーポン利用方法のページにあるボタンから取得サイトへ進み、メールアドレスで認証。登録したアドレスに電子クーポンのURLが送られてきます。

おすすめは、後者を出かける前に自宅で済ませておくことです。

メール認証がはさまるので、銭湯の玄関先でメールの到着を待つのは、地味にそわそわします。迷惑メールフォルダに入ってしまうこともありますし、そもそも脱衣場に入ってからでは手遅れです。

その理由は、少し先で説明します。

現地での使い方は3ステップ。ただし順番が命

クーポン利用の3ステップを示した図解

クーポンを手に入れたら、当日の流れはこうです。

  1. メールで届いたURLからクーポン画面を表示する
  2. カメラが起動するので、浴場に置かれた二次元コードを読み取る
  3. 利用分の「1回」を入力する

二次元コードがうまく読み取れないときは、画面上で手入力コードを入れる方法も用意されています。慌てて何度もカメラをかざすより、そちらのほうが早いこともあります。

なお、タオルや石けん、シャンプーを現地で借りる場合は追加料金がかかります。300円はあくまで入浴料です。

手ぶらで行くなら、レンタル代がいくらかかるのかを受付で確かめておくと安心。とはいえフェイスタオルを1枚カバンに放り込んでおくのが、結局いちばん安上がりだったりします。

いちばんの落とし穴は「脱衣場ではスマホが使えない」こと

玄関・番台ではクーポン操作ができ、脱衣場・浴室では電子機器が使えないことを示した図解

これが本当に大事なので、独立した見出しにしました。

キャンペーン公式のマナー一覧、その1番目にこう書かれています。「脱衣場、浴室では、スマートフォンなどすべての電子機器が使用禁止です」

つまり、靴を脱いで上がって、ロッカーの前でおもむろにスマホを取り出す——という段取りは、そもそも成立しません。

クーポンの処理は、料金を払うタイミングで、番台やフロントで完結させる。これが唯一の正解です。

建物によっては電波が弱い場所もあるので、玄関をくぐる前に画面を開いておくくらいでちょうどいいと思います。裸で「電波が……」とやるのは、誰にとっても幸せな絵ではありません。

知っておくと銭湯が3倍おもしろくなるティップス7選

1. 10月10日は「銭湯の日」。ラベンダー湯とタオルが待っている

1010で「せんとう」。1996年に認定された、れっきとした記念日です。

東京都浴場組合では例年この日に「ラベンダー湯まつり」を開催していて、乾燥ラベンダーをたっぷり使ったハーブ湯が楽しめます。公式キャラクター・ゆっポくんの特製タオルが、来店者にプレゼントされる年も。

ただし配布本数は銭湯ごとに違い、なくなり次第終了です。実施日が店や地域でずれることもあるので、行きたい銭湯に確認してから出かけてください。

キャンペーン期間の、ちょうど真ん中にあたる日です。

2. 湯は熱い。まずはかけ湯で、足元から

銭湯の湯は、家庭のお風呂よりだいたい熱めです。いきなり肩まで沈むと心臓に負担がかかりますし、正直かなりつらい。

桶で湯をすくって、足→腰→肩の順にかけていきましょう。これは体を慣らすためであると同時に、湯船を汚さないためのマナーでもあります。

3. あの黄色い桶には、東西でサイズの差がある

おなじみ「ケロリン桶」。登場は1963年です。

実は関西版のほうが少し小さいのをご存じでしょうか。理由がまた実用的で、関西には湯船から桶で湯を汲んでかけ湯をする習慣があるため、関東サイズだと湯が入りすぎて重くなってしまうから、なのだそうです。

文字はプラスチックの表面ではなく内部に埋め込まれていて消えないので、「永久桶」とも呼ばれています。次に行ったら、ぜひ底のロゴを確かめてみてください。

4. 富士山のペンキ絵を描ける人は、日本に3人ほどしかいない

浴室の壁を彩る背景画。あれを描く「銭湯ペンキ絵師」は、日本にわずか3人ほどといわれています。

しかもあの絵は、数年ごとに塗り替えられます。つまり消えることを前提に描かれている絵なんです。

今日見た富士山は、次に行ったときにはもう違う景色になっているかもしれません。写真は撮れませんから(電子機器禁止です)、しっかり目に焼き付けて帰りましょう。

5. サウナは別料金。券売機の前で確認を

多くの銭湯で、サウナは入浴料とは別の追加料金です。

クーポンで安くなるのは入浴料の部分なので、「300円でサウナまで入れる」とは限りません。券売機やフロントの料金表を、脱ぐ前に眺めておきましょう。

6. 12歳未満の料金は据え置き。だから子連れが効く

8月の改定で上がったのは大人料金だけ。中人(6歳以上12歳未満)は200円、小人(6歳未満)は100円のまま据え置きです。

大人がクーポンで300円になれば、親子2人で500円。休日の午後の過ごし方として、なかなか悪くない数字だと思いませんか。

7. 88軒集めると手ぬぐいがもらえる「銭湯お遍路」という沼

東京都浴場組合に加盟する約410軒(2026年3月現在)を巡る、スタンプラリーの大先輩のような企画です。

入浴のたびにスタンプを押してもらいますが、同じ店のスタンプは1回まで。26軒で認定証、88軒以上で認定証と記念品(赤バッジ、またはオリジナル手ぬぐい)がもらえます。

紙のスタンプ帳は売り切れとのことで、現在はWEB版の「東京銭湯マップ」が案内されています。300円で入れる今は、始めるにはちょっと出来すぎたタイミングかもしれません。

マナーは8つだけ。これさえ押さえれば大丈夫

キャンペーン公式サイトに掲載されているマナーを、そのままご紹介します。初めてでも、これだけ守れば堂々としていられます。

  • 脱衣場・浴室では、スマホなどすべての電子機器が使用禁止
  • 脱いだ服や貴重品はロッカーへ。貴重品は自己管理。浴室での水着・下着の着用は禁止
  • ロッカーキーは腕か足につけて、タオルを持って浴室へ
  • 桶と椅子を持って、空いているところに座る。使い終わったら元の場所へ戻す
  • 湯船に入る前に体を洗い、体や髪の泡はしっかり流してから浸かる
  • タオルや髪の毛は湯船につけない
  • 大声で騒がない。浴室で洗濯はしない
  • 脱衣場に戻る前に、タオルで体を軽く拭く

最後のひとつが、地味に効きます。

びしょ濡れのまま脱衣場に戻ると、床が水浸しになって次の人が滑ります。ひと拭きの気配りが、いちばん銭湯慣れして見えるポイントかもしれません。

ファービヨンドのアプリ紹介

「さあ行こう」と決めたあと、意外と時間を取られるのが銭湯えらびです。定休日、営業時間、サウナの有無——調べはじめると、きりがありません。

こういうときは、地図から探すのがいちばんの早道です。

銭湯・温泉・サウナ情報共有マップくん

銭湯・温泉・サウナ情報共有マップくんのアイコンとアプリ画面

銭湯・スーパー銭湯・日帰り温泉を地図で探せるアプリです。営業時間やサウナの有無、実際に行った人のクチコミが、使う人同士で持ち寄られています。

使い方は3ステップ

  1. 地図で、いまいる場所の近くのお風呂を表示
  2. ピンから営業時間・設備・クチコミをチェック
  3. 行った銭湯の情報を追加すると、地図が少し賢くなります

iOSアプリ / Androidアプリ / Web版

いい湯を見つけたら、ぜひあなたも投稿してみてください。

「ここのペンキ絵がすごかった」「番台のご主人が親切だった」——そういう一行が、次の誰かの休日をつくります。

キャンペーンは10月31日まで。秋の夕暮れに、のれんをくぐりに行きましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました