アプリ開発かWeb開発か?成功の分かれ道は「誰に」「どう届けるか」

雑学コラム

ビジネスにおいて新しいサービスやシステムを作ろうとするとき、多くの企業が最初に直面するのが 「アプリで作るべきか、Webで十分か」 という判断です。

ファービヨンドでもクライアントからよく相談をいただきますが、この選択は 開発コストや技術的な観点だけでなく、対象ユーザーやマーケティング戦略 によって大きく変わります。

この記事では、アプリとWebの違いを整理しつつ、B2C・B2Bの視点からの判断基準、そして「作った後のマーケティングの重要性」までをまとめてご紹介します。

■アプリ開発のメリットとデメリット

●メリット
UXが高い:高速で直感的、オフラインでも一部機能が使える
プッシュ通知が可能:リピート率を上げやすい
スマホ機能を活用:GPS、カメラ、センサー連携が可能
ブランド価値:アプリストアに並ぶことで信頼性アップ

●デメリット
開発コストが高い(iOS/Android両対応が必要)
更新・運用に手間(審査や再配布が必要)
ダウンロードの壁(インストールしてもらえなければ使われない)

■Web開発のメリットとデメリット

●メリット
コストが低い:一度作れば全デバイスで利用可能
更新が即時反映:修正すればすぐ全ユーザーに反映
導入が容易:インストール不要、URLアクセスだけ

●デメリット
デバイス連携に制限(アプリより弱い)
オフライン利用が困難
ブランド効果は弱め(存在感はアプリに劣る)

■B2CとB2Bでの違い

B2C(一般消費者向け)
アプリが有効
習慣化させやすい
プッシュ通知で再訪促進
SNS、ショッピング、予約、ゲームなど「繰り返し利用」が前提のサービス
B2B(企業・業務向け)
Webで十分なケースが多い
社員や特定の関係者だけが使う
導入・運用が簡単でコストも低い
更新が即時反映され業務効率に直結

●アプリが必要になる例外

オフライン利用が必要(工場・現場業務など)
カメラやGPS、バーコードスキャナと強く連携する場合

作った後のマーケティングが成功のカギ
アプリやWebは「作ったらゴール」ではなく、むしろそこからが本当のスタートです。

特にアプリは、ストアに公開しただけでは広まりません。

●アプリの場合

ASO(ストア最適化):名前、説明、スクリーンショット、レビュー対策
広告:Google・SNS広告、インフルエンサー活用
SNS発信:利用シーンやユーザーストーリーを共有
リテンション:プッシュ通知や特典で継続利用を促進

●Webの場合

SEO(検索対策):自然検索での集客
SNS・ブログ発信:導線作り
広告:ターゲット層へ直接アプローチ

まとめ

B2Cサービス → アプリでユーザー習慣化、ブランド強化
B2Bサービス → Webで十分、コスト効率と運用性を重視
共通点 → 成功の分かれ道は「開発」+「マーケティング」の両輪

ファービヨンドでは、クライアントの目的やユーザー像に応じて、アプリかWebかを一緒に検討し、さらにリリース後のマーケティングまで含めた総合的なサポートを行っています。

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