91歳が歌う「この素晴らしき世界」に涙しました
10月16日の『徹子の部屋』(テレビ朝日)に登場したのは、ボニージャックスの玉田元康さん。相次ぐ仲間の死、コロナ禍による活動休止を経て、それでも「歌いたい」という思いを手放さず、90歳でソロデビューを果たしたその姿に、胸が熱くなりました。
91歳の玉田さんが歌う「この素晴らしき世界」は、歌というより人生そのものでした。長い時間をかけて熟成された言葉のひとつひとつが、聴く人の心をやさしく包み込みます。
感動のステージは、TVer(テレ朝公式)で見逃し配信中
https://post.tv-asahi.co.jp/post-584742/
働くことが健康を支え、人生を豊かにする
実は玉田さん、85歳から介護施設で働きはじめ、現在も週4日勤務中だそうです。きっかけは「年齢不問・経験不問・資格不要」の新聞広告。応募した施設は、奥様がお世話になっていた場所でした。
仕事内容は清掃や歌の指導などです。トイレや手すりの清掃で体を動かすことで体力がつき、歌声にも良い影響があると話します。
高齢者の力を地域の力に変える
いま日本では、人手不足が深刻な課題です。一方で、長年の経験や専門技術を持ちながら、「もう自分は現役ではない」と感じている高齢者も少なくありません。
しかし知恵と経験は、地域にとって最大の資産です。若手が社会人として育つには時間がかかるからこそ、ベテランが現場に関わることは即戦力となり、技術や仕事観を次の世代へ継承する貴重な機会になります。
「お仕事さち子さん」は、そんな人生のベテランたちを地域とつなぐマップ型プラットフォーム。
短時間、近距離、無理のない働き方を通じて、介護中の人、第2の人生を楽しみたい主婦、これまで働けなかった事情がある人など、多様な背景を抱える人が、再び社会の中で輝ける仕組みを目指しています。
無理をせず、誰かの役に立つこと
もちろん、体力や健康面の課題は避けられません。
若いころのように長時間働くことは難しいでしょう。
だからこそ、「少しだけ」「できる範囲で」という柔軟な選択肢が必要なのです。
仕事の大小ではなく、誰かにありがとうと言われる 瞬間こそ、人の心を生かす原動力になる。
高齢者が誇りを持って働き、子ども、若者がその姿を見て育つ。
そんな循環が生まれたとき、地域はもっとあたたかく、持続的に発展していくはずです。
91歳の玉田さんが見せてくれたのは、「年齢ではなく、人の役に立つ意志で生きる」ということ。
お仕事さちこさんもまた、人生100年時代における再デビューを応援する存在でありたいと思います。
生涯現役を目指す人のアプリ 「お仕事さち子さん」
フルタイムでなくても、週数日・短時間など、できる形で続けることが資産になります。経験を次世代に伝える喜び、誰かに必要とされる実感こそ心身のエネルギーです。玉田さんも介護施設で働くことで体力がついたと話していました。
長く働く秘訣は「無理せず続ける」それが人生100年時代の新しい生涯現役のカタチです。
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